blog拝啓、雲樹立つ寺より

はじまり、はじまり

投稿日: 2021.05.20

あじさいの花

ホントは始まりにふさわしい写真を置くつもりだったけどどれもピンとこないので季節の花にした。断じて妥協ではない

 

 さあ始まりました
 雲樹寺ブログ「拝啓、雲樹立つ寺より」です
 皆様いかがお過ごしでしょうか

 というよりそもそも、おいでいただき誠に有難うございます
 見ていただいてわかる通り、ここは島根県安来市清井町281田舎のしがない禅寺で御座います
 島根ってどっちか知ってます?広島の上、鳥取の左、山口の右、日本海の下、そんでここは島根のほとんど左端です
 田舎ですとも
 それゆえ
 このようなところまでインターネット上とはいえ目を向けていただいた事、感謝です
 感謝してもしきれません

 だから感謝の台詞はこのくらいにしておきます、今日の分は終わり!

 さて

 ブログはこの通り、本日この時まさにこの瞬間から始まるわけです
 が
 このお寺こと雲樹寺、今始まったわけでは御座いません
 遡る事今から699年前もうすぐ700年前になるあの頃はそう西暦でいうと1300年代、あれは鎌倉時代の末の頃かの幕府が敷いた…
 …
 ……
 ………
 止めましょう長くなるから
 言いたいことはそういうのでなく…つまり、ずっと前からこの寺はあるという事
 そして、これから先も在り続けていきたいのだと、そういう事です

 ただ昔からあるだけのもの、そういうものは実は多く有りません
 因果です
 たとえ砕かれコンクリートになった岩でさえ、今生まれたばかりの命でさえ、どのようなものであっても因果の上に在ります
 必ず何かにより生まれる因、何かにより生きる…あるいは存在し続けた先にある果
 であれば皆様が何気なく触れているものが、どのくらい前から存在し続けているのか

 あるいは皆様だって、たくさんの何かによってこの場に在る

 これは奇跡ではなく、全てのものは知覚できないほど沢山の助けによって、有難くも此処に在るという意味なんです
 「ただ在る」だけのことが本当に「ただ」のわけがない
 この目に見えない沢山のものへの感謝の為に作られ遺され続けているもの
 それが寺です

 だからわたくし、二つほど目標を立てました

 ひとつめは、この雲樹寺というお寺が心底より皆様に愛され、そして皆様の生きる力の為に助けになる寺を目指していくこと

 ふたつめは、そのような雲樹寺を1000年先まで遺し続けていくこと

 これです

 わたくし、これに際し苦労を惜しみません、頑張ります、できるだけ
 だからどうか、これをご覧になった方の中で雲樹寺に行く予定がない人でも、どうか、どうか知ってほしいなと
 応援してほしいな、と
 お願いするものであります

 申し遅れました

 わたくし、雲樹寺の38世住職を務める予定の副住職
 醍醐 靖幸と申します
 今後ともどうぞよろしくお願い致します

 敬具

 あとインスタもやってます

 よろしくしてやってください

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瑞塔山 雲樹寺
〒692-0056 島根県安来市清井町281
TEL:0854-22-2875 / FAX:0854-27-0281
参拝時間 8:30〜17:00
※上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。