今回のステージも
投稿日: 2022.07.04
ステージに立つ人の目線(無観客ver)
さあ7月11日が近づいてきました
雲樹寺で開かれるウクライナチャリティコンサートの日なんです
楽しみですよね
楽しみにして
リマインドして
雲樹寺の住職である醍醐的にも楽しみです
当然こういうのは私だけでどうにかできはしません
ボランティアスタッフとして手伝ってくれる方々
そもそも誘致のために動いてくださっている方々
音響係やメインで歌ってくれる主役のような方々
そして当日、此処においでいただけるであろう方々
沢山の人々に支えられて、当日を迎えられるのです
有難いというほかありませんね
…毎回言ってる気がするのは、大事なことだからです
大事なことは繰り返したがってしまうもの
〇
つい先日、7月11日の音響だとかを担当してくださる方が下見に来られまして
本堂を見て「ここは凄い会場になりますよ!」
って言って下さいました
でへへへへ
雲樹寺は全然わたしのものじゃないのですが、我が事のように嬉しい言葉です
頑張って掃除したりしてた甲斐が在るというもの
こういう声が聞きたいから誘致に応じたと言っても過言ではないくらい
もう目的は果したくらいの気持ち
…はちょっと大げさですけども
思うにこういう所の良さっていうのは、見てわかる機能面も大事だと思うんです
救急車とか消防車とか、電車とかにもあると思います
文化的刷り込みすら協力しての、洗練された姿形!
見ればわかるやつやん!
それって凄い事なんですよ
雲樹寺の本堂、今回の会場の話をするのであれば
ここ(中央)に立ってここ(そこを囲むように椅子を並べて)置いて
そんでこう(出し物)すればええやつやん!!
ってなるんです
それっぽく作ってありますからね
単純に広いだけじゃなく、誰もが意思をそちらに向けられる構造!
そうすると「何かしたい」とまで意思は進むんです
「何かしたい」と思った時に人は夢を思います
夢を思うっていうのは、成長する自分への第一歩です
夢を見る事の出来る構造!
飛ぶための機械を見て飛ぶことを夢見るように!
速く走る機械を見て速く走る事を夢見るように!
おいしいもの
かっこいいもの
楽しいもの、楽しませるもの
それらに関わることができる自分自身を夢見るように!
自分自身に指向性を持たせる!
すげぇな寺の機能性!
〇
って内容を書くために写真を撮ったんです
上記もしくはブログのサムネです
そしたら思ったんです
「アレこれ逆じゃね?」って
私いま本来メインの場所にお尻向けちゃってるんですよね
あっ「いま」ってのはその写真撮ってる瞬間なんですけども
これ、内陣ってところから撮ってるんです
内陣っていうのは位牌が並ぶ場所
位牌っていうのは亡くなられた方の為のものだから
それが並ぶ場所っていうのは、要は涅槃とかそういう場所の再現
私たち僧侶はそういう所に向けてお経を唱えたりするんです
前から、前を向いて、ここを正面見据えて
ステージ…と思われる場所に立つ人々は、ここに背を向けなくてはならない!
やべぇよやべぇよ…どうすんだよ失礼だよ…
とはなりません
馬鹿め!その悩みは3年位前になんとなくまあいっかと感じ終わっておるわ!
でもそれって解決にはなってませんよね?
はい…
なんて書いてみてますが、もうそれはホント、大丈夫なので
〇
7月11日のウクライナチャリティコンサートに限らずですが
大事なのは、歌って下さる方ではありません
…別に軽視しているわけではありません
だって私は必要だと思ってウクライナ出身のソプラノ歌手をお呼びしていますから
そう、この前来ていただいた歌手さんや弾き語りの方もです
あるいは今後、お笑い芸人や手品師とかを呼ぶことになったとしてもです
ここで何かして下さる方々は、一番大事ではありません
二番目だからないがしろにするって意味じゃないよ!僅差だからね!!
本当に大事なのは、これらを観覧する為においでくださる皆様方なんです!
例えば今回は直球で平和の為!
楽しい歌やお笑いも、平和な時間に繋がる要素!
死に向かっていく想いを描く映画や読書会も命を想う行い
マルシェやワークショップなんてのも人と繋がるための集まり!
全部が全部、おいで下さる方々の為のもの
そういった方々が知らず知らず、本堂の中央に目を向ける事で
必然、内陣の中の仏様と目が合う
そもそもこの本堂に入った時点から、仏様方との時間を共有する
この時間の中で、
実は何をするにしても自身が沢山の有難いものの積み重ねの上に在り
自分自身もまた積み上げていくべき者なのだと
かつて生きていたものと、新しく生きていくもののために
正しいものを積み上げていこうじゃないかと
そういう風に思って下さったらいいなと考えての、催しですので
雲樹寺においで下さる方々はどうか、
本堂の中央にいる人の生きた証を透して
沢山の仏様を感じてくださればいいなと思っているので
7月11日の13:30には、是非ともお越しくださいね