blog拝啓、雲樹立つ寺より

またも、久しぶり

投稿日: 2022.08.09


美しい空は悩みとかを心に溶かす作用があるとか

 

はい、何度目かのお久しぶりです
(ブログ更新サボっててごめんなさいの意)
随分になる気がします

やるだのやらないだの、コロナだのなんだの
皆様には多分にご迷惑をかけております、住職です
何も言わずに八月の第一日曜日の写経会をスルーしてしまうなど、申し訳ない事ばかり
しかし、そういう点に目をつぶって下さる皆様のおかげでどうにかなっております

有難くもコロナウィルス検査は陰性となり
後遺症も徐々に回復しつつあります

おかげでお盆も無事に回せております

 

 

しかし悩みというものは尽きませんでして…
考えてみれば解決した記憶もそんなに無いのですが
それにしたって日々増えているような気がします
どうなっているんでしょうか

いや…悩みの概要はさておくんですけども

でもこれってコロナの事と通じますよね
勝手に繋げて話すんですけども
ほら陽性者が多くなるのは、感染者が多いのもさることながら
検査体制の拡充にも要因があると言えるじゃないですか
誰もが検査しやすい環境が陽性者ひいては感染者の増加につながっているという

でもこれって悪い事じゃないですよね、本来は
本当はきちんと対応されるべき人間が挙手するまでも無く明らかになる
そして、きちんと対応される…
問題はその対応してくださる医療の方がパンクしてるからなのですが
でも医療従事者なんて大事な責任を負う方々を無暗に増やせませんからね
だからおうちでねててね、って方が増えてくるわけですが、これ誰のせいでもねぇなぁ!

 

 

話を戻します

悩みの話です
悩みが出てくるってのもですね、本来は悪い話じゃないって事を言いたくて

一人で生きていて悩みはおそらく出てこないんですよね
悩む道理が無いですからね
食事したいときに食事して寝たいときに寝る以外の事をしない人が、何を悩むでしょう
たぶんそれだけの人間ってのはもうどこにもいないと思いますが

人間っていうのは何をするときも一人では在りえません
飯を食うのにも食料が、眠るにも寝具とかは誰かの手によるもの
それらを求めるべく先立つものを得るには如何にしても社会と関わる必要があり
そうすると必ず心は考える…頭で以て考え込む…

「悩」の左側「小」は心、右側のよくわからないものは人間の頭だそうです
髪の毛と、表情を表す「メ」とそれを抱える囲い…なるほど頭
心と頭の関係性、我々は考える芦である
また考え込み、考えに溺れ、考えた末に何もできなくなる生き物です
あるいは…頭を使わず、考えずに行った何かによってあとで困る生き物です

過去の考え無い自身を憂うばかりです

 

 

「病不自身の処に在り」という言葉も有ります
知らず知らずに出た部分、考え無しの行為や言動こそ「病」
これについて考える事こそ、悩み

自分が気付かなかったことに気付かせてくれるのは、いつだって他人様です

悩めること、悩みに立ち向かっていけること
これが如何に大事であるかを有難く思いながら、今日も何かをするわけです

まったく修行が足りねぇなぁ!と思いながら、今日も悩んでいます
そういうお話でした

瑞塔山 雲樹寺
〒692-0056 島根県安来市清井町281
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参拝時間 8:30〜17:00
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