blog拝啓、雲樹立つ寺より

雲樹寺としての成長

投稿日: 2022.09.26


捏造の写真、こちらは事が終わった後に設定して撮影しました

 

雲樹寺の住職は中学生さんの地域学習をお手伝いいたしました
最近けっこうこういうことさせていただけます
有難いですね

地域への貢献に繋げていけるのは
とてもいい事です
まだ見ぬ未来の事なのに断言してしまうのですが

やったこと自体は何なのかと言いますと、要は質疑応答です
あらかじめこういう質問をしますと打ち合わせされてましたので
それに対して返答をするくらいのもの

「いつからあるのか」
「なんのためにあるのか」
「どういう構造なのか」
とかそういう感じ

「だったら大丈夫か」
概要の記されたFAXをサッと見てそう思ったのを覚えています
楽勝楽勝!
みたいな

 

 

そしたら当日
「雲樹寺は安来にどのような役目があるのですか」
みたいなことを聞かれました

多分そんなニュアンスでした
いや…今思えばそう解釈しただけで別の内容だったのかもですが
もう原文が思い出せない…
この質問がなんというか、答えあぐねてしまいまして
動揺していました

役目!

雲樹寺ではありましたが、役目は何かと思うと
何なのでしょうか、どうなのでしょうか
そこそこ頭は真っ白でした

しかし何やら口は動いていたんでしょう
返答はしていたようです
上手く出来ていたかは分かりませんが

役目について…雲樹寺の役目…
なんであればいいのか…

 

 

その後はきちんと質疑応答を終えました
雲樹寺の構造や文化財の紹介をこなし
記念撮影やらなんやら
さらにたまたま一緒になった結婚式の前撮り隊とも記念撮影
充実した課外授業ができたのではないでしょうか
たぶん

そうやって事も無くこなす中でも、やはり悩みます
役目…何と答えるべきか
というよりも、何を目指すべきか

このやたらに大きい雲樹寺を支えるというのは、大変なのです
ですがただ維持するだけを考えるだけでいいのか
今を更によくするために必要な事は何か
ずっと考え続けている事ですが、答えらしいものは無く…
抱え続けている問題への苦慮で精いっぱい

どうしたものか

どうしたものか

 

 

しかし、こうやって悩んでいるうちはまだいいのだとも思いました

改めて考えてみると
今年は大きな行事を終え、どこかで…まあいいかと考えていました
別にまあ、こんなものでいいか、と
そんな自分がこの質問を受けて、初めて悩みを忘れていたことを思い出しました

役目とは何か

それは自分から名乗るものでは無く…与えられることのように思います
いまはただの雲樹寺
これから何に成っていくのか
どういうものになりたいのかを問われたような気がしたわけです

何を想ってもらえる雲樹寺に成るべきか
悩みは尽きません


とか思っていたら、今度は十月に修学旅行生を受け入れるかもとなりました
えっ何その有難いお仕事
受けます受けます
すっごい嬉しい

私の悩みはきっと、一つ一つを積み重ねていった先に在ります
有難くも御來山頂ける方々、少しでも雲樹寺の事を想っていただけるように
今はまだ悩み続ける事に致します

瑞塔山 雲樹寺
〒692-0056 島根県安来市清井町281
TEL:0854-22-2875 / FAX:0854-27-0281
参拝時間 8:30〜17:00
※上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。