大般若の終わりに
投稿日: 2023.01.12
大般若の真っ最中、誰もいないからこそのアングル
雲樹寺の醍醐です、皆様はいい年を始めておりますでしょうか
私はまたも月曜ブログ更新をサボっているのでダメです
ダメ!!!
ちなみにダメっていうのは「駄目」
囲碁の盤上において何の価値も無い目(置く場所)を指します
意味の無さすぎる行動、ひいてはその無価値ぶりを揶揄する言葉です
そんな知識披露してもダメなものはダメ!
なんて厳しい世界だ
〇
そんな厳しい世界をどうにかする為に必要なのは行動
行動を支えるのは想い
そして祈り・・・!
今日こと1月11日は雲樹寺の大般若祈祷会!
皆様の1年が良い年になりますようにとお寺を挙げてお祈りする日です
動く身体を支える心を、お寺からも微力ながら応援する・・・
夢を期待を叶える手助けになるように、懸命に祈る・・・
そんな会です
いつもはお寺に沢山人を集めて行うのですが、あいにくのコロナ
今回も内々だけで執り行いました
私の代になってから一度しかマトモにやっていない大般若
それでも実施する事が大事なのです
祈りは通じ必ず届くことを、まず私が信じねば
そういえば
この大般若という言葉を聞いて、ジャイアントな鬼を思う方が在るようです
ああ般若ってあの般若面の般若ね・・・ってわけですが
ややこしい話ですがあの白い顔の鬼は日本特有の考え方だそうでして
なんであの鬼の面に仏教の叡智といえる「般若」があてがわれたのか分かりませんが
どうも江戸以前からあったらしい鬼の面の名には諸説ありまして
「般若坊って人が作ったから」
「仏のお告げを受けて出来た面だから」
「使われていた演目が般若心経を用いていたから」
なんていろいろあるみたいですけども、一番よさげなのは
「仏教の智慧を悪用したらこういう顔になる」というもの
・・・話がそれました
鬼とは別に関係ない大般若、新年からこっちにかけての集大成であるものです
〇
正月直後、すなわち大晦日の夜から始まる読経
それらは三が日の間に継続して行われます
三が日が終わった後もお勤めの度に別に祈り、読経する
ジャイアントな鬼と関係はありませんが、大般若の大とは即ちジャイアント
三蔵法師玄奘の旅は、実は過酷なループもの
幾度もの生まれ変わりと死に戻りの果てに完成したのがこの大般若経典です
これをを写さむとし、願を建てて、現に善悪の報を得る三蔵法師の縁の力!
そして何よりもお釈迦様の生きた証をジャイアントと呼ばずしてなにがジャイアントか!
BIGでもジャンボでもMEGABIGでも構いませんが
そういったものを読み連ね、改めて今年一年の仏法興隆を願う!
仏法が盛り上がるという事は仏教を信じる人々が盛り上がるという事
人々が盛り上がるという事は、国が世界が盛り上がるという事
そして全てを良くするために、まずは自分と自身の周りが良くなるように願い動く!
その集大成が大般若祈祷会!
大般若によって出来上がるのが・・・木札です
〇
檀家様の手元にはもう届いているでしょうか
雲樹寺の木札
そういう工程を経て皆様の元に届くのです
大事に一年間お祀りくださいね
基本的に仏壇の中や仏様に縁のある屋内に飾るものです
家族が自然と集まる場所なら何処でもいいとも言えます
有効期限・・・と言っていいのか、一年間は効果が在ります
正月にやって来る歳神様の力が及ぶのが一年のみですので、そういうものなのです
大般若祈祷会には鏡餅もお供えされます、歳神様の力も借りているわけですね
歳神様っていうのは、要は干支すなわちゾディアックですけども
ゾディアックっていうとカッコいいですね!悪そう!悪い奴そう!!
また話がそれました
しかし説明できることは、このくらいでしょうか
皆様に一年をよりよく過ごしていただくために、雲樹寺でできる事はこういうものなのです
祈りの成果は確かめようも無く、確かめるべきでもまたありません
信じる事こそ、何よりも成果に繋がり得ると信じるのが大事なんですね
私はちょっと今年も駄目かもですが、まあ駄目なりにがんばります
これもまた信じてがんばるからこそ、良い事に繋がるはずだからなんです
囲碁に詳しくないので分かりませんが駄目だったはずの石が・・・意外と後で生きてくるとか
逆転の目が、無為にも思えた積み重ねから生じるとか
そういうのってアツいですよね
でも狙いながら打算的に行っていると駄目・・・!
なんて厳しい世界だ
まあ今年も頑張っていきましょう