小さい秋
投稿日: 2023.10.31
美形のドングリくん達
小さい秋ってこいつ毎年言ってんな
と思ったらブログでは言ってなかった
チャンス!
じゃ小さい秋の話しますよォーーー!!
って感じで小さい秋の到来に小さな喜びを見出しています
そんな私は住職、雲樹寺の住職の醍醐です
そろそろ「雲樹寺住職の醍醐」がトレンドになりませんかね
さて秋は何してる?って言われても答えられない程度の感性しか持ってません
こういうとこだよトレンドにならねぇのは
何は無くとも冬が近づいてきて勝手に食欲は出てますが
ホントは文化に触れたいところ
読書の秋をしたいですよね
個人的にはSF小説とか読みたいんですよ私は
この前もそんなことに触れたりしましたが
私はSF小説の科学考証に基づいているかどうかも分からないレベルの記述を
「ふーん」程度の認識で読み飛ばせるこのいい加減な感覚だけは
自分の持ち物の中でも結構好きな一品と考えています
惜しむらくは読む時間が無い点ですが
時間ていうかこう・・・気力かな・・・
〇
序盤から悲しい話になりそうだったのでシフトチェンジ
ギアをあげていくぞっ!
秋の方向に進むので加速感は感じられないかもですが
この夏でも冬でも無い時期に名前がついてるっていうのは凄いんです
他の国にはめったにありませんからね(要出典)
あんまりにも凄すぎて、もしかしたら世界から日本の秋が消されそうになるほど繊細
日本がこのまま亜熱帯に近づくと季節が「雨季」と「乾季」に分けられちゃうんだとか
そうすると春や秋は「雨期なりかけ」「そろそろ乾季」になっちゃう
マズいですね・・・ストップ温暖化!
いかんギア上げすぎた
ちょっと環境問題は壮大すぎる
俺は小さな秋について話したいんだ
ギア下げよう
小さい秋っていうのは「小さい秋見つけた」で有名なあの歌から来てます
「小さい秋」って言葉を三回繰り返す手法って、けっこう特殊ですよね
サトウハチローさんという方の作詞で、1955年頃の曲だとか
小さい頃、火傷で数年間病院にいたハチローさん
病院の窓からしか見えない景色は確かに変化していて
見つけることのできる変化は結果として「小さい」ものだったんでしょう
具体的な「小さい秋」とは「モズの鳴き声」だったそうです
小さい窓から聞こえる、小さい鳥の声
好きに動けない体を置いて変化するものへの悲しみや寂しさもあったのでしょうが
僅かな変化を察知する感性の源は、生そのもの
詩として歌として残っている小さな秋には、羨望も込められているのでしょう
よしこっちの方向ならいけそうだ
〇
変化とは、やはり体ではなく心が感じるものです
清風万里秋(せいふうばんりのあき)という言葉など
まさにサトウハチロー氏の幼心にぴったりです
目も鼻も耳も口も皮膚も、脳ですらも全部ただのパーツでしかありません
そこから得られた情報を処理するのが心です
万里も億里も離れた遠くからこっちに向けて少しだけ吹いた風
その中に含まれた一瞬の秋を体が心に伝えたときに、初めて秋の到来が分かる
あるいは開け放たれた窓が小さかったからこそ
心にとっては都合よく、秋を感じられたのかもしれません
私自身であれば覚えていないような感覚が記憶に残るからこそ
今に届くこの歌は、万里の先にまでこの想いを届かせるのでしょう
誰もが持っている心だからこそ、届く
小さい秋とは、サトウハチロー氏への共感そのものです
〇
だから秋を想う中に物悲しいものを感じるのなら、これもまた共感です
おそらく誰もが同じように思う事だと言えます
果たしてそれが秋に向いた注意なのかは一考の余地ありですが
なんせもう11月が始まりますからね
今年あと二月切るんですよね
・・・えっマジ?
なんにも仕事できてない気がする
自分で言っといてなんですが是は大変なことだ
日々を一生懸命に生きているのは間違いないはずなのに
なんだかとても焦らなくてはならない気がしてくる
ああ不安だ、何が不安か分からないのが不安
秋と関係あるんだか無いんだか
でもこういう共感ももらっておきながら、明日へと向かいます
そして来月
ゆくゆくは来年へ・・・