流行り病
投稿日: 2023.11.05
いい写真が無いのでお隣に居つく野良猫を貼る
お疲れさまです、雲樹寺住職の醍醐です
突然ですが皆様は健康でしょうか
持病、先天性疾患、怪我、体質・・・
五体満足に見える方でも、実際は違ったり
人間の体とは、一筋縄ではいきませんよね
斯くいう私はというと
インフルエンザにやられました
だいぶきついですね
実は家族がかかってしまっておりましたので
遠からず自分もやられるであろう事は目に見えてたのですが
それにしたってキツい
高熱に伴い、筋肉痛、関節痛、眩暈・・・
まったく仕事になりません
というか仕事せずに寝てなきゃならんのですが
いきなり寝る事を仕事にさせられてしまっても
これはこれで困ってしまいます
やるべきこと、やらなければならないこと、全部に急ブレーキ
昼間に寝るっていうのもなかなか、つらいものです
〇
最初のうちは起きてる方がつらいくらいでしたので
フラフラと寝ていたのですけれども
楽になってくると寝てるのが苦しくなってくるんですよね
昔はいくらでも寝てられたんですけども
でもインフルエンザくんはうつりますからね
薬で抑えられてるから、とは言っても不安なものは不安です
雲樹寺は家族経営・・・団らんの場でありながらも仕事場ですから
万が一は在ってはならない
寝るのが仕事なのは、本当に寝るのが仕事であり役目なんです
サボってはならない
こういう時に考えてしまうようなことが、果たしてどれほど身になるものか
分からないながらも、頭は勝手に動いて
ああでもない、こうでもないと考えて
いつのまにか寝ている
この繰り返しで徐々に回復していくのです
〇
「七走一坐」(しちそういちざ)という言葉があるそうでして
ここで伝聞系だとすごく信頼度が下がりますね
私も頭が良い方ではないので、記憶を補完するためにインターネットを活用するのですが
意味とうろ覚えの言葉で調べると、思いもよらぬ言葉が出てきちゃう
でも知ってる言葉と似てるな・・・
と思っていたら見つけました、こっちだ
「坐一走七」(いちにざししちにはしる)
たぶん私が知ってる方の言葉はこっちですね
意味はもう全然おんなじですけどね
何をこだわる必要があったのだろうか
要は七回につき一回は休めってことです
そんぐらいがちょうどいいよってことですね
私としては週休三日くらいがちょうどいいんじゃないかと思ってるんですが
さすが禅宗、厳しい
でもこれ、例えで七回とか言いましたが実際の単位は不明です
七呼吸かもしれない、七歩かもしれない
七日かもしれない、七年かもしれない
もっと簡単で、自分なりに考えていいかもしれない
だとすると次は、本当はどうかという気持ちとの闘いです
今の私は、きちんと七歩分を歩いたろうか
七呼吸を、七分を、あるいは七年を
1ほども休んで良いものなのか
誰がこれを許してくれるのか
〇
とか言いながら三日も寝てればすっかり元気です
いやあ現代医療は凄い、薬がよく効く!
すると途端にもう・・・起きたくない
寝ていたい・・・
結局は慣れなんですよ慣れ!
起きて働いてるのに慣れてるのか、寝てるのに慣れるのか!
今は寝てるのに慣れちゃったからずっと寝ていたい!
寝たーい
寝たーい
でもこんなこと言っててもどうしようもないですからね
しゃあねぇ働くか
結局はやれることをやれるときにやれるだけ動くしかないんです
どっかで休めそうだったらまんじりともせず休む
次は何時になるか分かりませんので、しっかり休む
結果としてそれが、ちょうどいいくらいなんじゃないでしょうか
今回はとてもゆっくりできました
リニューアルした気持ちで、今後ともよろしくお願い致します