blog拝啓、雲樹立つ寺より

こども体験道場を終えて(一か月(約二か月)ぶり)

投稿日: 2024.07.30


こども体験道場の寄せ書き、絵がかわいい

 

7月26日、一泊二日で子どもたちと雲樹寺で修行する「こども体験道場」
これを無事終えることが出来まして、ふと気づく
ブログ全然書いてない
っていうか、まったく書く時間が無かった…ゆえに書いてない
まずい…!という感情を隠し切れない私が、雲樹寺住職の醍醐です
お久しぶりです

ということで、慌てて書いています
余裕が無い!!
どうしてこんなに思うようにならないのか
体力があるうちに慣れぬ事も一通り全部やってしまおうという方針なのですが
そろそろペース配分など考える必要があるかもしれませんね
こいついっつも同じようなことしか書いてないな

終わった瞬間は「楽しかった」しか無いんですけどもね
その前後での苦しい準備や終わった後の終わらない片付けなどが最早見過ごせない
逆に言えば、ようやくキャパシティの限界が見えてきたわけでもある
工夫を辞めてはならない…今後はこれを基準にものを考えていく事とします

 

 

こども体験道場とは!!?

中国観音霊場会という霊場会の青年部が開催する、子供向けの泊りがけ体験会
持ち回りで会処こと当番のお寺さんを決め、そこを会場にして開かれます
体験する内容は、主に仏教的なもので、ほとんどお子様向けの楽しい行事
今回で第十八回となる会

っていう感じのものです!

各寺院でオリジナリティあふれる企画が催されるのですが
雲樹寺こと私は実は一度もこの会に参加したことがありません
機会が合わなかったのもさることながら、私自身の会への参加がコロナ禍だったからです
さすがにコロナ禍において当会はいったんお休み…
そして復帰第一回目が雲樹寺だったわけです
あれ!?俺この会の事よく知りませんけど!?
…まあいいかぁ!!

っていう風に始まりました
「第十八回こども体験道場in雲樹寺」
主な企画はこちら
・オリジナル藍染めTシャツつくり
・万灯結集(仏様と心の平穏を誓う式)と花火
・あたまおしりゲーム特別版
・尾仲さんによる絵付き寄せ書き
・命の大切さを学ぶジビエ会
などです
もっと細かく沢山ありましたけども、こんな感じ

どうでしょうか
細かい説明は省きますが、いろいろやりました
特に私が力を入れたかったのは後半の「あたまおしりゲーム」と「ジビエ」

結局のところ、私たちがしたいのは種まきですので
その種に水をあげるような行いの為に「あたまおしりゲーム」を選びました
「あたまおしりゲーム」とは!
頭の文字とお尻の文字を決めて、できるだけ長い言葉を作り高得点を狙うゲームです!

例】:頭の文字が「ま」お尻の文字が「う」の場合
  「ま」かはんにゃはらみたしんぎょ「う」と解答できれば、
  「かはんにゃはらみたしんぎょ」分の「13点」が手に入るというもの

ここに、二日かけて学んだお寺ならでは、雲樹寺ならではの語句をあてこむことで
より記憶や思い出をはっきり強く焼き付ける!という仕掛け

次に「命の大切さを学ぶジビエ会」については
要はジビエ、今回で言えばイノシシ肉を食べてもらう会です
閉会式を終え、外に出た子供たちが、猪の丸焼きを見て…
怖いとか気持ち悪いとかではなく、自然に感謝し自発的に手を合わせる!
そして召し上がり、おいしいと感じてもらう
そういう一連の流れを体験するための仕掛け

他の企画に力を入れていないわけでは無いんですが
特に子供たちに喜んでもらえたらいいなと考えたものです
心配するまでも無く、子供たちはどれも楽しんでくれたみたいですので安心です!

 

 

じゃあ感想としては
とにかく大変だったに尽きるもんです
子どもたちが一泊二日で雲樹寺に来る
その世話をするスタッフたちが前日からやって来る
今まで本当に一度もやったことが無い形式のイベントだったので、勉強になりました

やったことが無いっていうのが非常に大事で
これを一度でもやったっていうのは、さらに大事なことです
「一度やってみてください、次からは二回目になりますので」
かの小泉進次郎が言ったんだか言ってないんだかよくわからない言葉ですが
確かで間違いのない、事実を端的に表したいい言葉だと思っています

やったから、やったことがあるから
次はどうする、どのように行うか、わかる
改善すべき点、省いても良いもの、相手の所感、二回目だから一回目よりわかる!
だから必ず、一回はやっておくべきなのです
なんでもそうだと思っています

やる前とやった後というのは、不可逆です
二度と前の形には戻りえません
悪いことであれば、だからこそやるべきではないのだと言える
行動は自然と抑制され、警戒の心を以て動くこととなる
じゃあ逆であればどうでしょう、いや考えるまでも無いはず
いいことは、だからこそやるべきなのです!どんなものであっても!
そして、行った後にはもっとよく出来る方法や仕組みを考えて、次に生かす!
あるいはもう二度と同じことをする機会が無かったとしても、必ず別の機会に生きる!

同じ別のものになるのであれば、
おっかなびっくり歩いた道を積み重ねるのではなく
自分の信じた善につながる道を堂々と歩く方が、絶対に良い!

こういう調子で今後もやっていきたいものです
…ペースを調整しながら

 

 

そういう会をして、ようやく落ち着いた今が在るわけですが
次はお盆、そして山門大施餓鬼会というのがあります
どれもたいへん…

ですが、大変ばっかり言っていられません!
それにブログも全然かけてない!

というわけで今日から6月末まで、毎日遡っての投稿を目指します!
この一月、いろいろあったんです!
是非ここに記しておきたい、多忙さと、多彩さを

というわけで、がんばります
よろしく(できるか不明)

瑞塔山 雲樹寺
〒692-0056 島根県安来市清井町281
TEL:0854-22-2875 / FAX:0854-27-0281
参拝時間 8:30〜17:00
※上記以外の時間はお参りは出来ますが、職員の対応はありません。