プロの仕事
投稿日: 2022.02.14
なんて事の無いような場所でも重要なものに見える。でも重要じゃない部分なんて実は無い。
若い頃は何でもできると思ってませんでしたか
私こと雲樹寺の醍醐もそう思っておりました
勿論ぜんぶに対してそうだったわけでは無いです
でも自然と自身の無意識の中で線引きをすると、そういうものも出てくる
言葉にすると尊大ですが、心の働きとはそういうものも含みますからね…
特に理解の及ばぬものに対して、この線引きは非常に尊大に動きます
芸術とかは変な線引かれがち
「こんなん俺でも書けるわ」
「これでいいなら誰だって」
写真や絵、文字やマーク、完成したものを見てこの言いぐさ
分からないからこその恐ろしい言葉です
でも今それが恐ろしいと思えるのも、積み重ねありきです
〇
今ある物だけを見るのがどれだけ正しい事なのか
目の前に完成品、こう使ってこう動くもの
それだけ
それだけの為にどれだけの多くの人々が関わっているのか
若い頃はどれだけ、そういったものを無視できていたのか
そも完成するのだって、本当はそれだけで凄いんです
ようやく分かった今だからこそ、こう思えます
いろんな人の事を想い考えた結果として、動けないこともある
だから動く事、動き続けるのは大事なんだと思えます
〇
上に置いてある写真は、雲樹寺のwebページ…
あっ、ここのことだわ
ここです、ここを作るために撮影してもらった写真の一つです
当時言ってたことも良く覚えています
「写真なんて私がテキトーに撮ったらいいんじゃないですか?」
こんなことを言ってたと思います
「とんでもない!」「そうなの~?」
こういう感じで言われたので、カメラマンさんにお願いしたんです
結果としては今、ホントに感謝しています
やはりプロの仕事なんです
いい機材
いい技術
いい環境
そしてそれらに費やされた時間によって結実する結果を
雲樹寺の為に活用してくださる
これに対して真実、心の底からお礼が言えるようになれたのは
実はそこそこ最近だったりします
〇
プロというのはつまり
求められている目的に対して自身の全てを総動員出来る人なんだと思います
そういう意識や考えからの行いががひとつにまとまって
ようやく出来上がるのが、素晴らしいものなんだと思います
こうやって出来上がっていく全てには無駄なものなんてなくって
全部が全部、重要だと胸を張って言えます
お寺はそういうものの積み重ねの上に在りますので
改めて、どうにかせねばならぬ
私も、人に頼り頼られるプロにならねばと思いました
まる