鬼と天女の福めぐり
投稿日: 2022.03.28
鬼と天女の福めぐり、展示例(清水寺版)
新しい御朱印の開始です
というと違和感があるかもしれません
確かに、御朱印とはお寺ごとに持っているようなものであります
新しいって何だよ、
「無し」じゃないの?
それはそうかもしれません。
実は、お寺はどんどん新しくなっていっています
いえ、お寺もまた新しくなっていってるのです
他のものがそうであるように
諸行無常とは、古いものが消えていく事を指すだけの空しい言葉ではありません
あらゆるものが変わっていく事を示す言葉です。
この言葉は変化と進化を常に促し続ける世界の理、法を現す言葉
であれば新しい御朱印、即ち、「有り」なんです
人の交わりが身振り手振りから始まったとするのなら
挨拶、握手、名刺交換と進んでいっています。
現在はスマホを介したデータアカウント上のやりとりになるのでしょうか
お寺で言うとそれは、御朱印にあたります。
お寺に来ていただいた事に対する感謝
仏縁を結んでいただくことの有難さの表明
生きる事こそ修行である我ら人間が、よりよく生きる為に経験を積んだ証明
ならば人の働きに応じ、御朱印もまた変わっていっていいのです。
〇
別にそんな言い訳するでもなく始まっています、新御朱印
いえ、何でしょうね、言いたかったんですかね。たぶん。
こういうこと言ってるから長引くんですかね、ブログ
〇
さて、
鬼っていうのは別に不幸や悪の象徴ではないです。
鬼とはあくまで人知を超えた力を持つ者の様子、たとえ。
その心が歪になったときに皆様の良く知る滅ぼさにゃならん鬼になるわけですが
この鬼、清水寺に伝わる「鬼大師」はただの鬼ではありません。
鬼大師はお坊様
山ごもりなどの厳しい修行の果て、衆生(我々のいる世界)を救うため
我々を守るために鬼になったのです
そういう方だから姿形こそ違えど悪い鬼であろうはずがありません
皆様の良く知る滅ぼされてる方の鬼は「肉体の変化」ありきだったことからも分かるでしょう
外部からの促進が在って鬼になってましたでしょう
えっそうでしたよね
確かそのはず
鬼大師は、心の在り方から必要を以て鬼になって居るんです
はー徳が高い
そんな鬼大師の仕事はというとさっき言ったとおりです
我々を守ってくださる
守るとは、安寧の場所を安寧に保つことを指します。
外からやって来る悪いものから守ってくれる
安寧の場所とはつまり家、あるいは家庭です。
家を、外で、守って下さるわけです
鬼は、外で
そう
節分で言う「鬼は外」とは…
まあそこまでかはちょっと分かりませんが
〇
そういう有難い、福の為の鬼
これに参っていただく、山陰初の最新の御朱印
今一番流行っている「鬼」の定義に大岩をブチ込む解釈!
皆様もおひとついかがでしょうか
来週は天女の方の解説します、覚えてたら。