blog拝啓、雲樹立つ寺より

知ってる天井

投稿日: 2022.08.01


いつもの天井、見飽きた

 

皆様は健康でしょうか
健康の有難さを実感している住職の醍醐です

暗闇でこそ光の輪郭が分かるように
寒い時こそ熱を強く感じるように
つまり今不健康であるという事ですね

やってしまいました
コロナです

 

 

一体どこでかかってしまったのやら

ある日から突然、風邪の予兆のような寒気が始まり
その日の夜には寒気は一転、熱に変わりました
すると途端に頭痛、喉の炎症、倦怠感、下痢…一気にやってきました
以降五日間、延々それらに苦しみ続ける事になりました

これがきついのなんのって

ワクチンは三回接種されているのでこれ以上なく状態は良かったはずなんです
しかし症状はこの通り
内容はというと、ここまであって「軽傷」
重症化とニュースでみるだけの言葉の持つ恐ろしさにぞっとします
打っててよかったワクチン

 

 

正直に言えば、まだ症状の真っただ中です

症状の出がかりから10日経ち、ウィルス反応自体は陰性、問題ない状態
であるにも関わらず、まだ残っているものが在ります
いわば後遺症でしょうか

呼吸のしづらさ、倦怠感、そういったものが消えません
特に呼吸のしづらさが大問題で、読経がとても難しいです
一人で過不足なくかつ途切れさせずに読む私のお経はブレス(息継ぎ)が特殊
特殊っていうか変、独特、無理矢理かつ強引
とにかく十全であればできていたことが、今はできません
これは…大変です

肺炎とかじゃないのでそこまで後を引くものにはならないと思われますが、
声も出づらいし呼吸も難しいっていうのは致命的です
他にも臭いを感じないなども問題ではありますが

しかし、どうにかしていくほかありません
やがて直るという事なのでそれを期待して生きる他無い…

 

 

「病不自身の処に有り」という言葉が有ります
自分自身の意識が通っていない部分から腐るという意味です
あるいは、自分の外に要因が有る事も多いとも取れるし、
部分というより包括的な広い意味での自分自身に原因があるとも取れます

寝ころびつつ症状を堪える日々は間違いなく私のものでした
しかし、そういった時間の中で気にすらかけていなかった部分に「弱り」が見つかったのも事実
大丈夫だと思っていた行動の中に在った無理が祟っている部分も発見できました

そうやって自分すら気付かなかった自分自身に気付くと…
改めてそこを自分の物にするために意識する、つまり直そうとするんですが
こうやって自分自身は大きくなっていくのだろうと思いました。

病すら自分自身であり、すべてを成長の糧にするべく戴く必要がある
なんかそういうことを考えたりもしていたので、先週のブログはお休みしておったのです
いやあ誠に申し訳ない

瑞塔山 雲樹寺
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